2008年05月12日

尼崎店おすすめの一冊 『アルテミス・ファウル』


アルテミス・ファウル
著者名:オーエン・コルファー(著)
     大久保寛(訳)
出版社:角川書店
出版年:2007.07
ISBN :9784042969013


遠い昔、20年に一度ひとりの子供を産むピープル(妖精)は、その数に勝るマッド・ピープル(人間)に追われ、地底世界へと移り住む。
歳月が流れ、高度な科学技術と生来の魔法をもつ妖精の存在は、人間にとってもはや物語と化していた。

数世紀に渡る犯罪一家に生まれ、インターポールのファイルにその名を記すアルテミス・ファウル2世は、12歳でありながら天才的頭脳をもつ少年である。
ロシアン・マフィアの陰謀により行方不明となった父のため、傾いた家運を立て直すべくアルテミスが立てた計画は、妖精のもつ黄金を奪うというものであった。

アルテミスのボディガード兼シェフであるバトラーは、あらゆる格闘技、武器、情報に秀でたプロフェッショナルである。相対する妖精世界のジュリアス・ルート司令官、エルフの可愛くかつ正義感あふれるホリー・ショート大尉、ケンタウロスの天才技術者フォーリー。彼らは個性的であるばかりでなく、タフでハードボイルドである。

ファンタジーをあなどってはいけない。機智に富んだセリフ。制約されたルールの中にベストをつくす生き様。現代社会に対する風刺。『アルテミス・ファウル』は最高のエンタテイメントである。

もし、あなたが妖精に会いたいと願うならば、ディズニーランドに行くのも一つの方法かも知れない。なぜなら、ピープル(妖精)は秘密工作員を『白雪姫と7人の小人』の中にもぐり込ましているのだから。
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